好きな映画・舞台などの感想を綴っております。
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2006.12.16
岩手県、小繋駅。
そこに一冊のノートがあります。
そのノートにはその駅に立ち寄った旅人たちが残した言葉が書かれている。
その一言一言には必ず返信が着いている。
返信を書いているのは駅の前にある店のおばちゃん。
彼女は店を切り盛りしながら、その駅の待合室にやってくる人たちを見守っていた。
傷ついたものあれば優しく言葉をかけ、食べるものがなければおにぎりを渡す。
寒そうにしていたならマフラーを巻く。
彼女は見守っている。
ただそれだけ。


ずっと終始泣きっぱなしでした。
特に何が悲しいとか、ここで泣かそうとか言うのはないんです。
ただ、人の温かさに、優しさに、泣けました。
おばちゃんは決して聖人君子などではない。
辛い過去を乗り越えて、涙を流してきたからこそ、人より多く優しくなれるだけ。
「若い人の命が失われるのが辛いだけ」
そういった言葉に彼女の全てが表れているのではないでしょうか。
彼女の言葉に一度は助けられても命を断ってしまう人だっている。
けれどそこで思い立って、自分に対する言葉ではなくとも、彼女が一人一人にあてて書いた言葉が一人の心を救えるかもしれない。
けれど彼女は人を救うとかそんな大それたことをしているつもりはない。
一人一人の言葉に、心を持って向き合っているだけ。
彼女の夫がかつて自分の教え子たちにそうしていたように…。
ノートに書かれたことは奇麗事なのかもしれない。
けれど人が生きていく上でそれは必要なこと。
自分の命、そして他者の命が簡単に搾取される、軽んじられているこんな時代だからこそ必要な映画なのではないかと思いました。
もし悩みがある、誰にも相談できない、そんな時は命を断つ前に見て欲しいです。
そして今一度、考えて欲しいのです。
命、というものを。
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いつの間にか映画が好きになり、結構な勢いで見ております。
いつか映画検定もちゃんと受けたいなあと画策中。
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