好きな映画・舞台などの感想を綴っております。
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2006.12.27
ごくありふれた家庭。
ごくありふれた家族。
毎日毎日特に代わり映えもなく過ぎていく一日。
その一日が積み重なって一週間、それが積み重なり一ヶ月、そして一年へと変わりゆく。
友達がいて、ちょっと気になる女の子がいて、関西のおばちゃんを絵に描いたような母がいて、小さくて落ち着きのない妹がいて、大して面白くもないギャグばっかり言ってる父親がいる、そんな生活。
違っていることと言ったら、父親にどう接したらいいか分からないことだろうか。
父は本当の父親ではない。
よくある子連れ再婚。
そうして出来た父親だった。
それ以外は代わり映えのない、そんなある日。
父は急に家を出て行った。
‘好きな人が出来た’と一言残して。
父が愛したと言った、その人は父の友人で同僚の男だった。


どこにでもある関西の一家庭から始まります。
友近さんの演じていらっしゃるおかんが何とも関西のおばちゃんで。
自分の家庭を見ているようで笑えます。
けれどそんなどこにでもある、幸せな家庭が急に崩壊する。
母は新しい生活のために家を離れると言うし、妹は父の行方を聞く。
行く場所もなく、発散することもできない思いが頭をもたげる。
そんなある日、祭りで父の姿を見かけ、後を追いかけたが、父は何も言ってはくれなかった。
そんなことを母には言えない。
誰にも言うことの出来ない思いを抱えて主人公は父の仕事場へと走るのだった。
そこにいたのは父の友人で、愛人(?)
しかしその人から聞いたのは父が家を出た本当の理由。
父がいた先は病院だった。
父が家を出た本当の理由……それは父が末期の癌に侵されていたから。
前の夫と長男を事故で失った母を悲しませないために父は家を出た。
そして自分たちにも悲しい、寂しい思いをさせないために。
決して言ってはいけない。
そう約束したけれど、約束を守ることは出来なかった。
だって家族だから。
母と妹を伴って父に会いに行く。
そこで母が言った一言。
「こんな狭い町だもの。知らないと思ってたの? 出て行った次の日から知ってたわよ」
母が家を離れたがったのは父のため。
父によりよい治療を受けさせたかったから。
父が母を思うように、母も父を思っていた。
それを知り、少年はまた一つ大人になる。
様々な日常的な笑いあり、家族愛あり、優しさあり。
素敵な映画でした。
父の優しさ、母の強さの元で主人公とその妹はきっと素敵な大人になっていくんだろうなと思います。
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いつの間にか映画が好きになり、結構な勢いで見ております。
いつか映画検定もちゃんと受けたいなあと画策中。
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