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好きな映画・舞台などの感想を綴っております。
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2006.10.5
‘ティファニーで朝食を’の原作を描いたT・カポーティー。
彼が‘冷血’を書き上げるにあたり、何を見たのか、そしてどうして彼はその事件に惹かれたのか。
ノンフィクション・ノベルという新しいジャンルを確立するまでの日々を描く。


主演のフィリップ・シーモア・ホフマンのあのしゃべり方に惹き付けられるように行って来ました。
同じ環境で育った二人の男。
一人は著名な小説家に、一人は世間を震撼させた犯罪者となる。
この二人の間の違いは何だったのだろうか。
親にさえ捨てられた二人。
もらえるはずの愛情にすら見捨てられた二人。
その孤独な二つの魂が惹き合っていく、けれどどうしても分かり合えない様は圧巻です。
スミスはカポーティーに本当のことを言っているのか?
カポーティーはただ小説のためだけなのか。
見ていると、それだけではないものを感じてしまって胸が詰まりました。
‘友達’という言葉に集積されながら、ただの友達だけではない関係。
互いを見るように、対話を重ねる。
だけど確信には触れない。
最後までその時間が続きます。
時に嫌悪し、時に強烈に惹かれていく。
知りたいけれど、知りたくないカポーティー。
小説を書き上げたいという思いと、言葉に出来ない思いが交叉し、彼の精神を病ませていく。
スミスから語られる言葉は本当に真実なのか?
もう一人の自分の処刑を終始目を逸らさなかった時、カポーティーは何を思ったのでしょうか。
彼はこれを最後に小説を書き上げなかったといいます。
それも納得できました。
環境でもなく、見た目でもない。
カポーティーは本当のスミスを見たからこそ、救いたかったのかもしれません。
自分を救うというためにも。
アメリカ特有の差別なども盛り込まれていて、皮肉っているところなんかもありました。
だからこそその軋轢がああいう孤独な魂を生んだのかもしれません。
話も面白かったけど、F・S・ホフマンの演技は本当に逸品です!
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いつの間にか映画が好きになり、結構な勢いで見ております。
いつか映画検定もちゃんと受けたいなあと画策中。
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